長崎は見所一杯、修学旅行でどこに行く?
長崎には最近世界産業遺産登録された軍艦島や、歴史的価値のある教会、さらに原爆の記憶や夜景、様々な見所があり、本当にどこに行けばいいのか迷ってしまいます。
長崎の修学旅行では平和学習、世界遺産の見学、歴史や文化を知るという様々な事が出来ます。
中華街では楽しくお買い物や食べ歩きを楽しめますし、キリスト教会はその美しい姿が圧倒的です。
様々な魅力を持った長崎への修学旅行、どのようなところに行けばいいのか、紹介します。
言っておきたい、産業革命遺産、軍艦島
幕末から明治という時代、西洋の歴史を幅広く吸収し、ものすごいスピードで工業化、近代化を成し遂げたのが日本です。
当時、各地域で目覚ましい進化があったのですが、長崎は西洋文化が入ってくる港町という構造もあり、一躍近代化の中、注目され、多くの産業が発展しました。
日本近代化の先駆けとなった地、それが長崎です。
貿易の窓口となっていた長崎は、西洋文化がいち早く取り入れられ、先駆者たちは長崎にその技術を学びに訪れていました。
日本を列強の植民地にしてはならないという強い思いから、長崎では鉄鋼、製鐵、造船、石炭産業など幅広い産業での近代化を目指しました。
石炭産業を支えたのが軍艦島、端島という長崎の島です。
その形が軍艦のように見えるということで、軍艦島と呼ばれます。
大正、昭和と激動の時代、日本の近代化を支えてきたのですが、1974年閉山、現在、歴史的価値のある産業遺産として世界遺産認定を受け観光スポットとなっています。
オランダ等海外文化が根付いている長崎
ポルトガル、オランダ、イギリス、中国など、様々な海外との窓口となっていた長崎は、今もその海外の様式が色濃く街に残っています。
異国のような雰囲気、そんな雰囲気を持っている長崎は、古くから貿易の場として窓口となってきた歴史によって、街並みの中にも西洋様式が多数取り入れられ、エキゾチックな雰囲気を持っている魅力的な場所がたくさんあります。
中華街があったり、美しい教会があったり、西洋様式と中国洋式などがそこかしこにあり、日本にいることを忘れてしまいそうな所も多いです。
現存する教会の中で最も古いとされる教会建築を持っている大浦天主堂、
潜伏キリシタンが多く居住した外海一体、組織的に守られてきた信仰を証明する出津教会等、長崎とキリシタンの歴史もいたる所で垣間見ることができます。
長崎はもちろん、広島同様、世界で初めて、唯一原爆が投下されたところです。
とんでもない数の人たちが一瞬にして命をなくし、今も原爆症に苦しむ方が大勢います。
平和の歴史を学ぶという意味では、キリシタンの歴史といい原爆の歴史といい、長崎は本当に様々な歴史を学ぶ事の出来る修学旅行地に相応しい場所です。