広島で知る様々な歴史
広島への修学旅行も、留学旅行先として定番です。
広島は、長崎と共に、世界で初めて原爆が利用された悲しい歴史を持っています。
原爆ドームや平和公園等、多くの修学旅行生が訪れ、戦争の悲惨さ、原爆投下の日、いったい何があったのか、その当時の広島市民の暮らしや被害、原爆の恐ろしさなどを修学旅行で学ぶことができます。
こうした歴史的な観光地を巡るという修学旅行の定番コースもありますが、学校の方でこのコースは基本コースに入れている所も多いので、今回は、体験学習プログラムにどのようなものがあるか?探ってみました。
自由行動でどこに行こうか迷っているというグループは、参考にしてみてください。
平和を学ぶ体験学習プログラム
広島に来たらやはり原爆の恐ろしさ、戦争の歴史を知るべきです。
この体験学習プログラムでは、被爆前の街割図を使い平和記念公園を巡ったり、平和の音色といわれる被爆ピアノの演奏、さらにお話を聞く、平和の灯りをともすピースキャンドル作りなどを体験できます。
被爆前の街割図を使う平和記念公園巡りは、旧中島地区の被爆前の街割図、写真を掲載したマップを見ながら、平和公園を巡り、どのように人々の暮らしが失われていったのか、その様子を体験できます。
被爆ピアノというのは、広島で被爆した被爆ピアノの事で、宿泊先や旅館などに持ち込み講和、演奏会などを開くものです。
このピアノは爆心地から1.8キロから3キロという民家、学校で被爆したもので中にはガラスが突き刺さっているものもあり、原爆の威力を目で見る事が出来ます。
ピースキャンドル作りは牛乳パックを再利用し制作するキャンドルで、作ったものは原爆ドーム横の橋のたもとで火をともせます。
平和について考えるピースクリエイターになろうという体験学習もあるので、自由時間にぜひ組み込んでほしいです。
食文化の体験ができる
食文化の体験も修学旅行でできるようになっています。
例えば、ふりかけ、混ぜご飯の元を、調味料などを利用して作っている工場を見学するコース、お好み焼きを実際に作るという体験では、調理後、本格的な広島風お好み焼きを堪能できます。
ミニ茶サイズの酒造で醪や香を体験する事もできますし、広島名産の牡蠣のカキ打ちを体験できるというコースもあります。
広島の温泉や自然を満喫する体験
広島の宮島対岸から大野瀬戸を横断、厳島神社の大鳥居をシーカヤックでくぐるという体験ができる宮島シーカヤックツアー、太田川の支流水内川流域の動植物や林業のお話を聞いたり、火を起こす体験、またバームクーヘンを作るという体験ができるキャンプを楽しむというコースもあります。
最近はこうした修学旅行先で産業や自然に親しむ体験がよく利用されています。
自由時間に体験するのもいいでしょう。