定時制高校について

全日制の高校に行けない

定時制高校は、全日制高校に比べて1年間の授業日数が少なく、3年間ではなく、4年間通って卒業をします。
元々は、働きながら高校に通いたいという人のために作られた高校です。

ですから、お金の問題で高校に行けない人や、既に仕事をしている人には定時制高校が向いていると言えるでしょう。
しかし、最近は他の理由で定時制高校を選ぶ人が増えています。

その理由は色々で、簡単に入れるからとか、朝はゆっくり寝ていたいからとか、遊びたいからとか、正に、現代っ子が選びそうな理由ばかりです。
確かに、定時制高校の学力レベルは低く、中学校で成績が悪かった人でも入れる可能性が高いです。

また、入学してからの勉強も全く難しくなく、誰でも付いていけるレベルです。
成績が悪くて、受験は難しいと思われている人も、定時制高校なら何とか入学でき、そして卒業をすることができるでしょう。

定時制高校は、広く門も広げているので、全日制高校に何らかの理由で通えない人は、迷うことなく利用すべきです。
学力レベルは低いですが、きちんと勉強をしていれば、大学進学も夢ではありません。

最近は推薦入学を積極的に行っている定時制高校も増えていますので、真面目に学校生活を送っていれば、良い大学に進学することもできるでしょう。
実際に、定時制高校出身者で、有名大学に入学を果たしている人はたくさんいます。

頑張れば、4年間のところを3年間で卒業できるところもありますので、全日制高校に行けない人は、高校を諦めないで、是非、定時制高校で頑張ってみてください。

自分をしっかり持つことが大切

定時制高校は、一部、二部、三部に分かれていて、一部の人は午前中、二部の人は午後、三部の人は夜間に勉強をします。
最も人気が高いのは二部で、昼から学校に行けば良いというのが、人気の理由のようです。

また、定時制高校は全日制高校に比べて自由度が非常に高く、それを理由に定時制高校を選ぶ人も多いようです。
私服はもちろん、髪を染めていても、化粧をしていても、先生は何も言いません。

このように、定時制高校は勉強も簡単で、自由で、先生もうるさくない。
とても楽しい高校のように思えます。
ところが、中退する人が後を絶ちません。

それは、学校が緩い分、どうしても私生活が乱れてしまい、学校に行けなくなってしまうからです。
ようするに、自分に負けてしまうわけです。

緩いところが良くて定時制高校に入ったはずなのに、それさえも続けられない。
それは、もう救いようがありませんね。
回りの人でそのような人が多いので、どうしても流されやすくなってしまうようです。

前途しましたように、定時制高校であっても頑張って真面目にやっていれば、大学進学もできるのです。
大切なのは、自分をしっかり持つということ。

高校に入学した時点で、目標を立てて、それに向かって前進して欲しいです。
そうすれば、自分を見失うこともないでしょう。