インターハイ

インターハイ

スポーツの祭典

インターハイは、全国高等学校総合体育大会と呼ばれているもので、定時制や通信制の高校生は、参加できない大会です。
ちなみに定時制や通信制の場合には全国高等学校定時制通信制体育大会が該当します。
全国高等学校体育連盟の主催で行われるもので高校総体と呼ぶことが多い大会で毎年8月を中心として開催される高校生の総合競技大会です。

どの高校もこの大会に参加することを目標として運動部は練習に励むことになりますが、この高校総体に統一されたのが昭和38年です。
それまでは競技別団体別に開催されていましたが、統一されることで高校生の全国大会として認知されることになります。
この大会は、 8月に開催される体育大会ですが、出場できる枠が協議によって異なり、各都道府県から最低1校以上出場できる競技と各ブロックからいくつかの高校が出場できる競技に分類されております。

後者の場合には、各地域で予選大会が開催され支部予選から始まり都府県大会をそしてブロック予選で成績が良く勝ち抜かなければいけないです。
北海道だけは県大会がブロック予選扱いとなっており、北海道を除く都道府県内から1校も代表が出ないケースがあります。

この高校総体の大会にすべての部活動で開催されている運動部が参加しているわけではなく、高校体育連盟に参加していない競技大会もあります。
この参加していない大会では野球部や硬式野球部等いくつかの競技が存在しており参加しておらず独自の全国大会を行うことになります。

この大会での問題点

インターハイに出場することは大変名誉なことですが、問題点がありこの問題点を解消するのは大変難しい状況にあります。
それが大会が行われる時期と関係があることです。

インターハイの開催時期が夏に行われるため熱中症などの負傷者が多数出ることで大会運営に問題が起きることがあります。
引率する教師の場合には特にこの熱中症対策を十分に行う必要があり、しかも大会で優勝を狙うためには十分なバックアップが必要です。

メジャーな競技であれば学校が全面的にバックアップするだけでなく父兄の協力があり教師の負担が和らぐこともあります。
しかし、このような協力がない場合教師は対応に大変苦慮することになります。

熱中症のため優勝を逃すと言う事は、教師にとっても学校の名誉に関係するためです。
また、開催地が遠距離の場合には、遠征費も馬鹿にならず大変費用の負担が大きくなります。
通常は、学校の父兄やOBからのカンパに頼ることが多いのですが、教師も積極的に助ける必要があります。

私立高校の体育系の学校では、特に力を入れており学校の教師以外にも指導する人を採用しております。
その分教師の負担が軽減されますが、指導に関する内容を教師は顧問または責任者として把握する必要があります。
夏の大きなイベントになるため教師も大変な苦労があります。