職場体験

職場体験

生徒の年齢により異なる体験をする

学校が生徒のために行う学習活動として職場体験があります。
職場体験は、主に中学校で行われている学習活動で、参加するのも中学生が中心となっていますが高校生でも職場体験を行う学校があります。

職場体験が、求められる背景としては、学校生活から社会生活に移行する課題があり特に就職を行う環境の変化や生徒自身の資質等の課題などがあります。
これらの課題をクリアするためには、実際に生徒が職場体験をしてどのような職で働くか、本人たちの働くための能力について垣間見ることができます。
その中で学校教育で求められている職場体験として必要なものが、生きる力の育成を行うことで、学力だけでなく人間性や体力年の向上を学校が指導する必要があり、社会体験等の充実が必要です。

また、社会人や職業人としての自立している社会の形成初の育成も学校で行うよりは、実際にこれらの問題をクリアするためにも職場体験を行う必要があります。
職場体験を主として中学生で行われることになりますが高校性の場合は職場体験ではなく、インターンシップと呼ばれる職場研修活動になります。

中学と高校の職場体験の違い

中学生が体験する職場体験と高校生が体験する職場体験は微妙に違うことになります。
通常職場体験では数名ずつ派遣されて担任の教員が現場を巡回することになるので、学校近くの職場が選択されることが多いです。

高校生が行う職場体験では、中学生と異なるのが企業によってはインターンシップを体験することで金銭が支払われることがありますが基本的な社会勉強で労働では無い認識が根強いです。
ここで教師が注意しなければいけないのは、インターンシップの名のもとに無給で労働させることがないようにしっかり監督することになります。
働く場所での体験が活動になるためです。

中学の場合は、学生として職場で仕事を見学することが多く、実際に従業員と同じような仕事をしても体験として行うため長い時間働くことがないのですが、高校の場合には実際に職場で働くことを体験することが多くなります。
この生徒の立場が異なるのが中学と高校の職場体験の違いとなります。

教師がこの職場体験に対応する場合には、事前に学生から希望の職種や職場を聞いて、企業にお願いすることから始めます。
任せっぱなしにするのではなく教師も積極的に参加をして生徒の監督をする必要があります。

また、学生と企業との間でトラブルが生じないように注意することも必要です。
職場体験をした場合には、体験した後の事後活動によっての成果等に関するレポートを生徒が作成するだけでなく体験先に対する礼状も作成する必要があります。
事業の一環として行うため職場での体験が終了しても終わりではなくそこから吸収した体験等について発表する必要があるからです。