海

夏期講習

今と昔

昭和の時代に夏期講習といえば、高校の学校で夏休みに行う補習授業や有名な学習塾で行われているものばかりでしたが、今の時代に夏期講習といえば多くの高校生が参加する夏休みの勉強会のイメージがあります。
現在は少子化問題で子供の数が少なくなってきており、学習塾や予備校が過剰な状況となっており夏期講習を行う場合でも、生徒の確保に躍起になっている状況です。

よほど人気のある夏期講習でなければ、慌てることなく申し込むことが可能となっています。
今の夏期講習では、進学を希望する大学別に行うことが当たり前のようになっており、どの学習塾等の夏期講習を選ぶかはその授業内容や人気の先生が行う夏期講習は大変な賑わいです。

メリットについて

夏期講習に参加する事は、大学受験のために必要な勉強をすることだと考えて参加する人がいます。
確かに大学受験のための勉強を夏期講習に参加して行うことができます。

しかし、自宅でも勉強することもできますが、夏期講習に参加することはメリットがあるため多くの学生が参加することになります。
まず、夏休みの期間は学校によりひと月以上ありそのほとんどを自宅等で過ごすことになり、普段学校での授業を受ける事は、補習などの授業がない場合には自宅で勉強することになります。

その時に困るのが学習計画です。
授業があるときには予習や復習を行いますが、夏休みの間はその予習復習を行う授業がないため、自己管理をして勉強することも長く続けるのが難しい状況となります。

自己管理をできる人と自己管理が出来ない人では、その時期に勉強能力に差が一番つきやすくなります。
そのため学校でも進学クラスになると定期的な補習授業を行い勉強するだけでなく予習と復習をについて継続させるために行います。

当然大学受験のための勉強をその補習授業で行いますが、学校の授業では全員に平等に教えることになるため特定の大学に対応できる授業を教えるのは難しい状況です。
そのためその授業を補うために夏期講習を受講する生徒が増えていることになります。
自分自身でしっかり学習計画ができる場合には無理に学習塾等の夏期講習に参加するよりは、今までのペースを崩さず勉強することも自分にとっては良い夏休みを過ごすことができます。

また、夏期講習を受ける時にも自分の弱点となっている強化を中心に勉強することで、苦手な科目を克服する時間を得ることができます。
苦手な科目の場合には、獲得できる点数が得意な科目に比べて多いからです。

教師に相談する

学習計画を自分で行うことができる生徒の場合には、自分の勉強や学習計画については学校の教師と相談することができるため、間違った勉強を大事な夏休みに行わなくて済みます。
不安や心配がある場合には、まず学校の担任と相談をすることも良い選択です。