ノートの取り方

ノートの取り方

そもそもノートは何のために取るのか

授業中のノートを取るのは当然なのですが、
まず誤解をしてはならないのは、誰のためにノートを取るのかです。
ノートを取る理由は、先生に怒られないためではありません。

自分自身のために取るものなのです。
まずこの点をしっかりと覚えておくべきでしょう。
確かにこれは教師側も悪い部分がないとは言い切れません。

復習するためのノートづくり

私はノートは生徒自身が見やすければ良いと思っているのですが、
中にはノートの取り方にまで注文する教師もいます。
ノートの意味、それは自分の勉学のために役立てるものであって、
教師から認められるためではありません。

ですが「学習態度」の一環としてノートをチェックする教師もいるため、
どうしても「誰のためなのか」がおぼろげになってしまっている部分があるのも否めません…。
ノートを取る際、基本的には自分が見やすいように取るべきです。

言ってしまえばノートは復習のためのものです。
その場でノートに書くだけで全てを覚える事など出来ません。
新しい事であれば尚更です。
ですからまずは意識として、「復習のためのもの」と思っておくべきでしょう。

黒板に書かれている事だけではなく、教師の言動の中に大切な事があるケースもあります。
教師側からすれば、出来れば大切な事は黒板に書くよう心掛けてはいるのですが、
その場の雰囲気だったりでついつい言葉だけで終らせてしまう事もあります。

言い訳ではないのですが、教師も人間ですから、ついつい書き忘れてしまう事もあります。
また、大して重要ではない事なのについつい黒板に書いてしまうケースもあります。

ですから「黒板に書かれている事だけ書いていれば良い」という考えは捨てるべきです。
後々勉強する時に何が大切なのか。
授業の中でそれをよく考慮した上でノートを取るべきですが、
何が大切なのかをその場ですぐに理解するのはなかなか難しい部分もあるでしょう。

ですから教師側もある程度考慮してあげなければならない…といってもこれは生徒には関係ない部分ですね。
大学ともなるとまた話は違ってきますが、
中学・高校の場合は教師側も生徒の勉学に協力的でなければならないと思っています。

黒板は先生にとってのノート

黒板は言わば「先生のノート」のようなものですからね。
ただ、やはり基本的に覚えておくのはノートは後で見た時のためという事です。
ですから、先生が言っていない言葉であっても、自分自身で必要だなと思ったり、
その時に感じた事をノートに書いておく事は大切です。

後で見るもの、つまりは「将来の自分に見てもらうもの」です。
自分で書いたのですからある程度どのようなものなのかは解るでしょう。

ですが書いた時には覚えていたものの、後から見返した時、なぜそのような事を書いたのかよく解らない…。
そのようなケースも出てくるのではないでしょうか。
後でノートを見る自分自身のために作るもの、それがノートです。

黒板に書かれている事だけ写せば良いのではなく、後々見て理解出来るかどうか。
誰かに聞かなければならないようでは本末転倒です。

自分自身だけでしっかりと理解する事が出来るかどうかをよくよく吟味した上で、ノートの作成に励みましょう。
全ては「自分自身のため」だという事です。