転校したい

引越しの場合

家族で引越しをしなければならなくなって、現在の学校に通えない場合、転校しなければなりません。
しかし、高校の場合、小中学校のように簡単に転校できるわけではありませんので、注意が必要です。
また、手続きにも時間がかかる場合がありますので、早めに行動することが大切です。

一般的に、他の高校に転校する場合は、転校したいと思う高校に、まずは転校したい旨を伝えて、受け入れ可能かどうかを尋ねることから始めます。
高校によっては、1年に1度しか受け入れを行っていないところもありますし、全く受け入れていないとこも珍しくありませんので、まずは問い合わせを行ってください。

問い合わせをして、受け入れ可能な場合、受け入れ条件を満たしていれば、転校試験を受けることができます。
高校は、みんな受験をして入学しますので、転校する場合も試験を受けなければなりません。

万が一、試験を受けて、成績が合格基準に満たない場合は、不合格となり、希望する高校に入学できないこともあります。
ですから、転校をする高校は、自分の学力に合ったところを選ばなければなりません。

転校試験に合格すれば、無事に転校することが可能になります。
後は、在学している高校に転校することを伝え、担任の先生に転校に必要な書類を作成してもらいます。

高校の転校は、このような流れで行われるのが一般的です。
ただし、転校する高校によって、転校できる条件が異なりますし、試験を受ける前に学校見学をしたり、面接を受けなければならないところもあり、転校試験を受ける前に色々としなければならないところも多いようです。
よく調べるようにしてください。

転校する理由は、人それぞれですが、多いのが私立高校に通っていて、やむを得ない事情で授業料が支払えなくなるという理由です。
その場合は、授業料が安い公立高校に転校することになるでしょう。

公立高校に転校する場合、県外に住居がある場合は転校が許可されませんので注意が必要です。
どうしても県外の高校に転校したいなら、保護者と共にその高校がある県に引っ越さなければなりません。
他にも色々な条件がありますので、まずは転校を希望する高校へ電話をかけて、詳しいことを聞いてみてください。

メリットとデメリット

転校にはメリットとデメリットがあります。
学校を変えることによって、ガラリと環境が変わるので、新しい気持ちで再出発できますね。

レベルの高い高校に転校が叶った場合、今までより一層、勉強に励むことができるでしょう。
中には、転校することを目的に、一生懸命に勉強している人もいるようです。

しかし、転校をすると、どうしても回りから注目の的となります。
どうして転校してきたのか、噂の的となることもあるでしょう。
それが、転校をするデメリットの1つです。

転校したばかりでは友達もいないでしょうから、寂しい思いをすることもあるかもしれません。
でも、それは最初だけで、すぐに友達はできます。
部活に入部するなどして、自分でも友達作りに努力してみましょう。